小　諸　③

北国街道を先に進み、俳人高浜虚子にゆかりの深い場所を
幾つか訪ねたあと、集合地の懐古園のバス駐車場へと急ぐ。、

街道を挟んで向かい側にある小山家の住まい。
高浜虚子が戦中から戦後の３年余り、当主の小山栄一氏
の支援でここの離れに疎開していた。
長男の小山清吾氏（三井海上の元専務）に妻との結婚で
知り合い、疎開当時の虚子の話を伺ったことがある。
妻も学生時代、当時民宿をやっていたここに、卒論のまとめで
長期滞在したそうだ。

小山邸の住まいの隣りにある虚子記念館（絵の右奥）。
その裏にあるのが虚子庵で、高浜虚子が疎開当時
住んでいた離れを、後にここに移築復元したもの。
家は６畳・８畳の続き部屋で、句会等に開放されている。

虚子庵

江戸時代の初期から庄屋を務めた小山家の表邸。
時々城主が訪れたという屋敷には、いざという
時の隠し扉が今も残されているそうだ。

小山邸　②

小山邸 ①